R7.双海中日記

人権学習

2025年10月10日 19時44分

 

今日は各学年で人権学習に力点を置いた授業を行いました。

1年生は、「私たちの生きる社会に存在する人権問題について知ろう」をテーマに学習を進めました。小学校で学んだことを想起しながら、イラストの中にある「おかしいと感じる点」や「疑問に思う点」を出し合い、私たちが生きる社会に存在する人権問題を捉えていきました。

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授業の終末では、部落差別に焦点を当て、「なぜ、生まれたところや出身地で差別されるのだろう」ということについて、今現在の自分の考えを出し合っていきました。出し合った考えをもとに、これから歴史的な背景を正しく理解していくことができるよう、今後の学習を計画しています。

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2年生は、「明治時代の人権獲得の歴史を知ろう」をテーマに学習を進めました。授業の中では「解放令が出されたのに、なぜ、差別はなくならなかったのだろう」という問いについて、深く追究していきました。

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授業では、1年生で学んだことから得た自分の思いやこれまでの社会科の学習で学んだ知識を活用しながら学習課題を追究していき、差別の不合理さを再認識するとともに、人間としての尊厳が守られる大切さについて、学びを深めていきました。

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3年生は、人権劇で演じることについて、自分の中にある思いを見つめ、言葉として表現していきました。3年生の思いの一部を紹介します。

「(私が)役に入り込んで、部落差別について知ってもらえるように演技する。」

「見ている人の心に響く劇にする。(人権劇を通して)部落差別について深く理解して、差別をなくすためには何ができるか考えて欲しい。」

「部落差別をなくすためには、誰かではなく、自分が変わらなければならないということを伝えたい。」

「(人権劇から)知識を得ることによって差別が間違っている、許されないことだと気付いて欲しい。(登場人物の)心情の変り方が伝わるように役を演じたい。」

「差別をなくすために何ができるかを考えてもらう。そのために、来てくれた人を劇に引き込ませる演技をする。」

このような思いの生徒が演じる人権劇は、見ている私たちをどのような思いに導いてくれるのでしょうか。10月25日(土)の開演を待ち遠しく思います。

 

どの学年の生徒も、互いに学び合う姿には大変すばらしいものがあります。10月21日(火)には、中予地区人権・同和教育研究協議会が本校で開催され、多くの方が本校に授業参観に来られます。生徒の皆さんには、これまでの学びを生かしながら、遠慮なく自分の思いを語り、そして学び合ってほしいと思います。皆さんの学びの姿を通して、双海中に来られた人とともに、先生たちも自らの人権感覚を磨き、学びを深めていこうと思います。